【ワンピース】作者尾田栄一郎先生のインタビュー!貴重!(1998年)
皆様、御機嫌よう!
今日も、ゆるりと、テキトーに、やっていきましょう!
皆様は、漫画ワンピースの作者
尾田栄一郎先生のインタビュー記事をご覧になった事はありますか?
単行本の中でも、読者からの質問に尾田栄一郎先生自ら答えていく
「SBS」コーナーが非常に人気。
やはり、これは、
「尾田栄一郎先生の考え方が面白い!」
「尾田栄一郎先生の文章が愉快痛快爽快!」
だからではないでしょうか。
今回、そんな皆様の注目の的・尾田栄一郎先生の
ワンピース連載初期のインタビュー記事をご紹介していこうと思います!
これは非常に貴重!
ワンピースの連載がスタートしたのが1997年。
今回ご紹介するインタビュー記事は1998年10月のもの。
当時リリースされていた単行本は第4巻。
第4巻の舞台は「ウソップの故郷・シロップ村」。
ルフィの仲間は実質ゾロ一人。
(ナミも同行しているけれど、まだアーロン編前なので、ルフィの本当の仲間とは言えない)
そんなワンピース初期の頃の尾田栄一郎先生のインタビューです!
これはもう貴重でしょう!
それでは、見ていきましょう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
引用元:コミッカーズ 1998年10月号
インタビュアー:ロイ渡辺氏
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
太字:インタビュアーの質問
普通字:尾田栄一郎先生のコメント
黄色:私の感想
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―『ONE PIECE』を描く上で、気を付けているようなことはありますか?モットーとかでもいいんですが。
ものをはっきりと言おうと思ってます。
ルフィが海賊王になるってのが物語のメインですけれど、
なりたいものや意思をとにかくはっきりさせようと。
なんか照れるんですよね、はっきり描くのって。
だから普通は遠回しに、妙にかっこつけちゃったりするんですよ。
けれど、そういうのは少年にとって逆効果です。
はっきり言っちゃったほうが気持ちいいんですよね。
それ、連載を始めるちょっと前に松本零士さんを読んで気付きました(笑)。
こんな恥ずかしいことを、はっきり言っちゃっていいんだ、って。
そしてかっこよかったし、気持ちいいなとおもって。
じゃあそれをやろうと。
➡︎ 松本零士先生の影響もあるのがわかります!
―前後の脈絡なしに『999』にハーロックが出てきて「夢をあきらめるな!」とか言うだけ言って帰っていきますもんね。
はい、あのハキハキとした感じ(笑)。
いいですよね。
だから恥ずかしがらないことがモットーです。
➡︎ 「恥ずかしがらないことがモットー」
まさに「ワンピース」です。
―その他には?
それはもう《ワクワク》でしょう。
『ドラゴンボール』のワクワク感。
あれをもう一回おしえてやんないと、少年に。
➡︎ やはり出てきました!
「ドラゴンボール」。
「ワンピース」も間違いなく《ワクワク感》満載!
―机の横に「わくわくする 演出」って、はり紙してますもんね。
そう、わくわくする演出。
コンビニにジャンプ買いに行って、
帰り道に我慢出来ずに立ち止まって読んじゃう。
あの感じを。
➡︎ この感じ、非常に良くわかります。
―でも、ワクワクだけが魅力じゃないと思うんです。大人が読んでもいいなぁと思うのは、この作品に何か抜けるようなイメージがあると思うんですけど。
そうですね。
それはのんびりした感じでしょうね。
戦いよりも本当は、船の甲板で仲間たちがのんびりしている感じが描きたいんです。
でもそれだけじゃみんな楽しんでもらえないんで。
もちろん戦闘シーンを描くのも好きですけれど、
その合間のなんでもない話とか好きですね。
ムーミン谷の雰囲気。あののんびりした感じ。
➡︎ 「戦闘シーンの合間にあ、るなんでもなくのんびりした感じ」
これ、私もファンとして非常に好きな「合間」です。
私としては、この「合間」の方が戦闘シーンよりも好きかもしれない。
そして、「ムーミン」の影響もあるとは!
―キーワードはワクワクとのんびり
そうですね。
のんびりは少年がわからなくてもいいと思ってるんです。
でも、その雰囲気は伝わってるはずですよ、必ず。
だから本当に理解するのは、もうちょっとしてからでいいんです。
➡︎ ワンピース連載初期から読んでいる「少年」は
その後20年以上が経過し、今や立派な「大人」になっていることでしょう。
―海賊と言うモチーフはどこから出てきたものなんですか?
僕は昔から好きなんですよね、ビッケに始まり。
海賊って多分みんな好きだと思うんですよ。
一見ワルな感じと、夢もってそうな感じ。
本当は悪いやつなんですけど、
それを無視して、結構想像上で出来上がってる勇者たちじゃないですか。
僕もその辺好きだし、そういうの利用したらいいなって。
だから、詳しい史実とかは無視してやってます。
➡︎ 「ピッケ」とは「小さなバイキングピッケ」の事。
ドイツと日本の共同制作アニメ。
「史実は無視」と言うのが意外でした。
―それにしても元気な悪者ですよね。
叫んだほうが勝ちっていうのが僕の中であって。
多少間違っても、叫んだほうが勝ちなんですよ。
圧倒された方が負け。
だから海賊王になるって、
とんでもない悪になろうとしてるんですけれど、
それを元気いっぱい叫んだらそいつの勝ちだと思ってますんで。
➡︎ 「叫んだ方が勝ち」。これは深い。
―作品の中にルールみたいなものってあるんですか?
空飛ばない(笑)。
空飛んじゃうと船必要なくなっちゃうし、何でも出来ちゃうんで。
海にこだわってますね。
あと、いっぺん読み切りで魔法使いとか出したんですけれど、連載では使いません。
とんでもない状況は全部悪魔の実のせい。
あの一点だけは不思議なんですけれど、あとはフツー。
➡︎ 尾田栄一郎先生がいかにブレていない方なのかがよくわかります。
―絵柄について聞こうかと思うんですけど、影響を受けた作家のタッチとかって、あるんですか?
タッチはですね、小学生時代に作られました。
みんな模写時代があると思うんですけれど、
僕の場合は『キン肉マン』真似したり、『北斗の拳』真似したり。
でも『ドラゴンボール』の影響が一番でかいと思うんです。
とにかく鳥山明さんの絵は描きまくりましたから。
その癖がずっと残っていると思うんです。
➡︎ 伝説級の漫画が勢ぞろい!!
そして、やっぱり「鳥山明さん」は凄いんですね!
―でも独特なタッチですよね。
意図的に作った絵柄なんです。
自然に出たものじゃなくって、とにかく人の描いていない絵を描こうと思って。
例えば小さい目ん玉にするのも結構苦労したんです。
最初は難しくて右と左がずれちゃったりするんですよ。
『WANTED!』とか今見たらずれてますね。
初めて描いた漫画ですからね、あの絵にしてから。
でも描いているうちに気に入ってきたんで、
他が何を言おうと突き通してきたんです。
あれは目の動きとかが、0.何ミリずれただけで、感情を邪魔するんですよ、
真っ直ぐ見たい時は、本当に真っ直ぐな位置に描かなければいけないし。
でっかい目だと結構誤魔化せるんですけど、ごまかしがきかないから面白いです。
➡︎ 「目を描く」と言うのは物凄く深い…。
―ルフィの目ん玉に注目
注目ですね。
―絵柄に影響を受けたものの話が出ましたが、マンガ意外で影響をうけた作品などを教えて下さい。
小説は字が苦手なんで読まないんで、人に勧められた物のみ。
『燃えよ剣』とかですね。
そういう侍の魂系。ソウル系ですね(笑)
➡︎ 私も読んだ事あります、「燃えよ剣」。
「侍の魂系」「ソウル系」。
これらもまさに「ワンピース」に反映されています。
―映画とかは?
映画は大好きですよ。
西部劇が大好きで『ヤングガン』っていうのがあるんですけど、
もうあれがトップ1ですね、僕の中の。
かっこ良すぎ。
初めて観たの高校ぐらいだったと思うんですけれど、
だからすぐ『WANTED!』を描いたんです。
後はタランティーノ物。
『パルプフィクション』大好きですね。
『レザボアドッグス』のスーツでゾロゾロあるくのも。
かっこ良すぎですよね、あれ。
―見せ場を上手く作ってる映画ですよね。
あの人も色々なところから影響を受けた人じゃないですか。
だから色々なかっこよさが凝縮されて面白いですよね、結局。
―誰かの影響を受けるということについての抵抗感はない?
ないですね。
もちろんパクっちゃあだめですけれどね。
影響を受けるのはしょうがないことだと。
それを自分なりにどう取り入れるかでしょう。
➡︎ 「自分なりにどう取り入れるのか」。
これも非常に参考になる考え方です。
―連載だと、翌週の反応が気になると思うんですが?
ここで驚いてくれとか、
笑ってくれとか、
ビビってくれとか、
そういうのを仕掛けた時の反応がとても楽しみです。
一話目はすごい自信ありましたし。
シャンクスは好きになってもらえただろうなーと。
ただその影響の大きさに、いまちょっとビビってるんですけど(笑)。
ウソップ海賊団解散とかは、
あれ描いた時に、早く反応がみたいと思いましたね。
《よかったです》っていう反響の手紙とかは、読んでこっちが感動しました。
➡︎ 今や、ワンピースの影響は日本を飛び出し、世界を駆け巡っています。
―そういう感動させるシーンって好きなんですか?
『風の谷のナウシカ』を観た時に、
人を感動させるのはかっこいいなって思ったんです。
《オレも泣かしてやる!》って思って。
だから人を殺さずに感動させたいってのがテーマにありますよね。
殺しちゃうのは安易な感じがしますからね。
でも、ストーリー的にそう流れるなら、それはしょうがないんですけれど。
とりあえず殺さずに、でも感動できるんじゃないかと思うんで。
➡︎ 「人を殺さずに感動させたい」
これも全くブレていない!
―死なないで別れるのって、お互いに意思を持って背中を向けるような感じがあってかっこいいかもしれないですね。
かっこいいですね。
そういうの好きですね、僕。
―さて、これからの展開なんですけど。
まだ、いまはやりたいことのプロローグですね。
まだまだゆっくりあせらずに、一人一人をかためていこうかと。
誰が主役になってもおかしくないぐらいの仲間たちが揃って、
横に一列になった時に、どれぐらいカッコよく見えるかというのが、
今のところ第一の目的なんで。
あとは場所さえあたえてやれば。
ポイントとしては、グランドラインに入ってからが、
何でも描けるハズなので、そこに早く行かないと。
担当さんも怒るんで(笑)
➡︎ 「誰が主役になってもおかしくないぐらいの仲間たちが揃って、
横に一列になった時に、どれぐらいカッコよく見えるか」。
これが第一の目的だったのですね!!
確かに、横一列になった時の迫力は…ビンビンです。
―何人ぐらい集まるんです?
わかりませんね(笑)。
理想としては、10人ぐらい集まりたいところなんですけれど、
今、正式には4人出てきてるんですけれど、
4人でもすごく扱いずらいんですよね。
それぞれが好きなことやろうとするから。
➡︎ 仲間はやはり「10人」なのでしょうか。
でも、「わかりません」とも仰っている…。
もしかしたら、作者である尾田栄一郎先生でも予測出来ない域なのでしょうか。
非常に気になるところです。
―好き勝手する一番の親不孝者は誰なんですか?
ルフィですね。
こいつは野放しにしたら、
せっかく僕が用意した敵をあっという間にやっつけちゃう(笑)。
でも最後にきれいにまとめてくれるのは彼なので、
ルフィは本当に邪魔だったり、助かったりしますよ。
➡︎ ルフィは尾田栄一郎先生にとっても強者と言う事がわかります。
―最後に、これからマンガ家になろうと思っている人たちに一言お願いします。
マンガ家になることを追求するのも、
それはもう《しよう》と思ってすることじゃないと思うんです。
絵が好きなら勝手に追求すると思うんで。
本当になりたかったら、マンガ家には絶対なれると思う。
なれないんだったら、
本当に絵が好きじゃなかったり、
話が好きじゃなかったりするんだろうし。
そういう世界だと思うんですよ。
流れるままに。描きたければ描けばいいしって感じで」
―尾田さんはまだまだ描きますよね。
はい。描きます。
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いかがでしたか?!
意外な情報が満載でした!!
そして、このインタビュー記事から20年以上が経った今。
インタビュー当時の軸が全くブレていない事もよ~くわかります。
改めて、尾田栄一郎先生の凄さを目の当たりにしました!
また機会を見つけて、インタビュー記事を見ていこうと思います。
と言う事で、今回はここまで。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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